失敗もまた一興。
こんにちは!リコロです。
前回から引き続きの方、ありがとうございます^^
今回から来てくださった方、よろしくお願いします!
さて、今回はフィルムカメラならではの『失敗』についてのお話です。
これもまた昨年の春。浮かれていた私はフィルムをぶち切った挙げ句感光させました←
ここで念の為、フィルムや感光がピンとこない方のために超ざっくりな説明を。。。わかってるよって方は読み飛ばしてください☆
感光について
デジタルカメラやスマートフォンでは、撮った写真はすぐに確認できますし、上手く撮れてなかったものはすぐに消せます。枚数も、容量次第でたくさん撮れるのも良いところです。しかし、フィルムカメラではそうはいきません。
デジタルカメラと違い、フィルムカメラは名前の通りフィルムを入れて使います。このフィルムに写真の情報が写ります。原理的には光を取り込んでその情報を焼き付けている感じです。なので過度に光が入ると、フィルムの情報がめちゃめちゃになります。それを感光といいます。最悪、撮ったデータが丸々吹っ飛ぶくらいの事態が起きます。大事故です。
さらに、フィルムは撮れる枚数に限りがあります。私は普段、36枚撮りのフィルムを好んで使っています。Kodakが好きです笑 つまり、36枚撮りきるまで基本的には結果がわかりません。もちろん途中で巻いてもいいのですが私はもったいなくて巻けません笑 ちなみに巻き取らないで蓋を開けると感光します。
ざっくりとでも伝わったでしょうか?
まぁ伝わってなくても、なんとなくやらかしたんだなって思ってもらえればOKです!
ではここから本編です!
本編
2019.04.03…
その日はそれはそれはいい天気で、私はかねてより桜が咲いたら行こうと考えていた場所に行くことにしました。
京急金沢文庫駅から歩いて歩いて…。目指すは金沢文庫があるお寺、称名寺です。
門から見える桜並木がすでにキレイ!!
テンション爆上げでした笑
すごーい!と、一人で呟きながら歩いてました笑
ここは桜並木もキレイでしたが、入口近くの八重桜もキレイで、そっちもたくさんシャッターを切ってました。
実はこの約一ヶ月前に来たときに、橋と桜がセットでキレイな風景がおすすめだと教えていただいてたんですが、それがめっちゃ素敵でした!
THE 和 って感じで凄く良くないですか!?
この景色のために来たので、天気が良くてとても嬉しかったです!
さて。
ここまでテンションアゲアゲで撮ってきたのですが、そろそろフィルムが撮り終わるというタイミングで事件が起きました。
巻終わりの感触がなかったんです!!
実は何度かセットに失敗して上手く撮れてなかったことがあったので、今回もそれかなぁ…と思いながら、37枚目のシャッターを押しました。
悲劇の始まりです。
さて、36枚しか撮れないもので37枚目を撮るとどうなるか。当然限界を超えます。
この時このフィルムは根本からプチっと切れてしまいました…
しかし開けることができないので、私はそれがわかっていませんでした。
流石に撮り終わっただろうと思い巻き取る際にさらに悲劇が重なります。
切れているので巻き取れず、から回ります。切れていることを知らない私は、そもそもセットできていなくて撮れていないからのでは?と考え、蓋を開けてしまいました。ハイ、感光しました☆
しかし馬鹿なリコロちゃんは、残ったフィルムに気づかず一度現像に出します。写真屋さんでのカラーフィルムの現像はだいたい一時間です。
空のフィルムを現像に出して一時間待ちました\(^o^)/
いざ取りに行くと、現実を突きつけられます笑
空だからカメラにフィルムが残ってます、と。。。
聞いたときは、どんなホラーより怖かったです笑
なんせフィルムを取り出すために、晴天の青空の下、カメラの蓋開けてますからね☆
あ、終わったwwって思いましたが、カメラ屋さんがフィルム取り出して現像してみてくれるというので、一応してもらうことにしました。
また一時間待ちました笑
ところで、すでに何枚か写真を貼っているのでお気づきだとは思いますが、結論から言うと意外と大丈夫だったんです。ラッキーでした。
ただ、『感光』が身にしみてよく分かるような写真を何枚か生み出してしまいました…(;・∀・)それがこちら!
色味が変わって変な光が入ってます。これが感光です。
家族には、逆に芸術だと言われましたw
私の心には、ちょっぴり苦い失敗として残りました。今回はこの程度で済みましたが、本当にすべて駄目になっていたかもしれないからです。
でも、こういう失敗を含めて、フィルムって楽しいと思った出来事でもあります。
フィルムは出来上がるまで結果がわからないから楽しいんです。
駄目だったときはもちろん悲しいですが、何がいけなかったのかを考えて、次はこうしてみよう!って思える…そういうものだと私は思っています。
だから私はフィルムが好きなんです。
長くなりましたが、今回は失敗を通して私がフィルムを改めて好きになったお話でした。
ここまで付き合っていただき、ありがとうございました!
また次回お会いできたら嬉しいです。
それではまた!